コロナワクチン後遺症
1.概要
新型コロナウイルスに対するワクチン接種は重症化や死亡を防ぐ効果が非常に高いことが示されていますが、一方で、接種後に様々な症状が現れることがあります。これらの症状が長期間続く場合、「コロナワクチン後遺症」と呼ばれることがあります。
2.症状
コロナワクチン後遺症と診断される症状は様々ですが、主なものとしては以下のようなものが挙げられます。
- 倦怠感・疲労感
- 息切れ
- 関節痛
- 頭痛
- 嗅覚障害・味覚障害
- 脱毛
- 集中力や思考力の低下
- 抑うつ・不安
これらの症状は、ワクチン接種後すぐに現れることもあれば、数週間後に現れることもあります。また、症状の程度や持続期間も個人差が大きいことが特徴です。
3.原因
コロナワクチン後遺症の原因は完全には解明されていませんが、主に以下の2つのメカニズムが考えられています。
- 免疫反応によるもの: ワクチン接種後に体内に生じる免疫反応が、本来攻撃すべきではない自身の細胞を攻撃してしまうことで起こると考えられています。
- ウイルスとの持続的な感染: ワクチン接種後も体内にウイルスが残存し、それが症状を引き起こしている可能性があります。
4.治療法
コロナワクチン後遺症に対する治療法としては、コロナ感染後と同様に症状に合わせて漢方と西洋医学の薬を適宜併用しながら治療していきます。例えば、倦怠感には漢方薬、栄養剤摂取、頭痛には鎮痛剤、うつ状態には抗うつ薬などが処方されます。また、リハビリテーションや心理療法なども有効な場合があります。