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花粉症の治療

1.花粉症とは?

春になると、多くの人が鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状に悩まされます。これらの症状を引き起こすのが、花粉症です。

花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー性疾患です。近年、花粉症患者は増加傾向にあり、国民の約4割が花粉症を経験していると言われています。また春だけではなく秋にもブタクサやヨモギのなどの花粉で症状が出ることがあります。

2.花粉症の症状

花粉症の主な症状は以下の通りです。

  • 鼻症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 眼症状:目のかゆみ、充血、涙
  • その他:頭痛、喉のかゆみ、倦怠感

これらの症状は、花粉の飛散量が多い日や、風が強い日などに悪化することがあります。また、症状がひどい場合には、日常生活に支障をきたすこともあります。

3.花粉症の原因

花粉症の原因は、スギやヒノキなどの植物の花粉が体内に侵入し、アレルギー反応を起こすことです。具体的には、以下のメカニズムで症状が現れます。

  1. 花粉が鼻や目に侵入する
  2. 体内の免疫システムが花粉を異物と認識する
  3. 異物に対する抗体(IgE抗体)が産生される
  4. 再度花粉が体内に入ると、IgE抗体が花粉と結合する
  5. ヒスタミンなどの化学物質が放出される
  6. くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が現れる

4.花粉症の治療法

花粉症の治療法は大きく分けて3つあります。

1) 薬物療法
2) アレルゲン免疫療法
3) 環境制御

 1) 薬物療法

薬物療法は、花粉症の症状を緩和するために最も一般的な治療法です。主に、以下の種類の薬が使われます。

  • 抗ヒスタミン薬:くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を緩和します。
  • 鼻閉塞薬:鼻づまりを改善します。
  • ステロイド薬:鼻炎の炎症を抑えます。
  • 目薬:目のかゆみ、充血を改善します。

2) 減感作療法(舌下免疫療法)

減感作療法は、体質改善を目指す治療法です。原因となる花粉を少量ずつ体内に取り込むことで、花粉に対する免疫力を高め、症状を軽減または根治することを目的としています。根治までの期間は長いですが、長期的な効果が期待できます。詳しくはこちらをご参照ください。

3) 環境制御

環境制御は、花粉をできるだけ吸い込まないようにする対策です。具体的には、以下の方法があります。

  • 外出時はマスクを着用する
  • ゴーグルや帽子を着用する
  • 帰宅後は衣服を払い、うがい・手洗いをしっかり行う
  • 空気清浄機を使用する
  • 花粉情報を確認し、飛散量が多い日は外出を控える

5.花粉症でお悩みの方へ

花粉症は、日常生活に支障をきたす病気ですが、適切な治療法や対策によって、症状をコントロールすることが可能です。また根本的に治すことも期待できます。花粉症でお悩みの方は、早めに当院へご相談ください。

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